雪解け

一発屋が再現性を求めています

【シングルS16最終268位】キョジ水ポン

こんにちは。ネリジオと申します。

S16にて最終268位を達成しましたので構築記事を書きました。

最後まで読んでいただければ幸いです。

※以下、調整等を他の方の記事から無断で引用した箇所があります。問題があれば削除します。

【構築経緯】

カイリューの渦アンコが減少し、スケショが増加している(耐久ラインの低下)

・ラス1の剣舞ラオスで詰める構築の増加

などの理由からステロ+AS剣舞水ポンの並びが環境に刺さっていると考え、S12のふぉすさんの構築【s12 最終6位】夢想水ポン - ポケモンバトルの陰と陽 (hatenablog.com)をベースに構築を組み始めた。

カイリューとハバタクカミは原案の技構成をそのまま使用。

悪ウーラの枠は

・キョジオーンが誘う隠密ラティに滅法強い

・トドロクツキやオオニューラに対して上から行動できる

・悪打点・先制技・剣舞を持つ襷枠としてウーラ同様の崩しが可能

といった点を評価してパオジアンに変更。

眼鏡サーフゴーの枠にはパオに強そうな顔をしている点やキョジサーフゴー対面の引き先となれる点を評価してスカーフイーユイを採用。構築が完成した。

【個体紹介】

キョジオーン

もちもの:オボンのみ

とくせい:きよめのしお

テラスタイプ:どく

せいかく:わんぱく

実数値:207(252)-120-184(140)-x-125(116)-55

調整元:【s12 最終6位】夢想水ポン - ポケモンバトルの陰と陽 (hatenablog.com)

技構成:しおづけ / ヘビーボンバー / じこさいせい / ステルスロック

圧倒的耐久としおづけの削り性能で他のステロ撒きと比較して広い相手に対して最低限のアドバンテージを稼げる最強の仕事人。

相手のブエナカミはパオカイオーガポンにワンパンされうるため攻撃から入る余裕がなく、電磁波か甘えるから入ってくることが多い。そのためキョジオーンが交換際にムンフォで削られる展開が少なく、HPを残してカミを処理することができた。

テラスタイプは所説。対カミを安定させたかったため、原案からずらして毒。甘える瞑想ドレキのようなハバタクカミの個体数が増えており、塩漬け連打では回復が余裕で間に合ってしまうのだが、テラスを切ってドレキを半減にし、ヘビーボンバーで削ることで安定した処理が可能となる。
一方でテラス前後で地面弱点が一貫する点が扱いにくく、ランド+持久力ブリジュラスのような構築が重くなる原因を作った。地面と格闘に耐性を持たせつつ電気氷を等倍にできる虫であればより広範囲の構築に仕事ができる型になったかもしれない。

オーガポン

もちもの:いどのめん

とくせい:ちょすい→おもかげやどし

テラスタイプ:みず

せいかく:ようき

実数値:155(0)-172(252)-105(4)-x-116(0)-189(252)

技構成:ツタこんぼう / ウッドホーン / つるぎのまい / みがわり

ステロを展開できてさえいれば圧倒的な抜き性能を誇る本構築のエース。

貯水やテラスでのD上昇といった独特な要素により、テラスが残っていない連撃ウーラやガチグマを積みの起点にできる異常なポケモン。一致テラスと耐性変更テラスを同時にやっているような動きが可能であり、テラスタルの価値が他のポケモンとは一線を画する。

脳死でASにしていたが対ノマテラ神速カイリューやスカーフ連撃ウーラでのHP管理が困難を極めるため、原案のようにBにも割いた調整の方が良かったかもしれない。

カイリュー

もちもの:いかさまダイス

とくせい:マルチスケイル

テラスタイプ:はがね

せいかく:いじっぱり

実数値:167(4)-204(252)-115(0)-x-120-132(252)

技構成:スケイルショット / じしん / しんそく / りゅうのまい

入れ得ポケモンその①。他のポケモンがハバタクカミに弱くないため、アイアンヘッドを切って範囲重視の地震を採用した。キョジオーンが多少なりともサーフゴーを誘うため正解だったと思う。

ハバタクカミ

もちもの:ブーストエナジー

とくせい:こだいかっせい

テラスタイプ:フェアリー

せいかく:おくびょう

実数値:131(4)-x-89(108)-173(140)-156(4)-205(252)

調整元:【S14 最終38位】万里一空ラオカミカイリュー【S12最終60位】【本質とは】 - 夢があるんだ、でっけえ夢が (hatenablog.com)

技構成:ムーンフォース / シャドーボール / あまえる / いたみわけ

入れ得ポケモンその②

スケショカイリューが増加していたため、原案同様初手カイリューミラーでカミに引いてスケショを透かして甘えるをすかす動きをもって解答とした。

選出されやすいパオジアンやスカーフラオスに対して上から弱点を突ける性能は唯一無二であり、非常に使いやすかった。特に水ポンと合わせてスカーフラオスの攻撃の一貫を切れるのが偉い。

またディンルー+カイリューのような構築に対して、初手のステロディンルーに合わせて水ポンを投げつつカイリューに対する引き先としてハバタクカミを裏に置くなどといった選出もした。総じて選出の自由度を高めつつ見せあいのパワーを高めてくれたと思う。

 

パオジアン

もちもの:きあいのタスキ

とくせい:わざわいのつるぎ

テラスタイプ:ゴースト

せいかく:ようき

実数値:155(0)-172(252)-101(4)-x-85(0)-205(252)

技構成:つららおとし / うっぷんばらし / こおりのつぶて / つるぎのまい

Easy win量産機。キョジオーンが誘う隠密サーフゴーやラティとの対面を作って剣舞し、そのまま全抜きする。

キョジオーンと合わせてイダイトウに対しても強く出られるため、構築に噛み合っていたと思う。

性格は水ポンが誘うオオニューラやトドロクツキを上から縛るため陽気。ママンボウ系に対する崩しの役割も担えると考えたため相手の鉢巻パオや眼鏡カミも意識した選択だったが、一度もそのような構築にマッチングしなかった。

剣舞の1ターンを無償で作れるのが重要だと考え、テラスタイプはゴースト。リーチを伸ばせる氷も一考の余地あり。

イーユイ

もちもの:こだわりスカーフ

とくせい:わざわいのたま

テラスタイプ:ゴースト

せいかく:おくびょう

実数値:131(4)-x-100(0)-187(252)-140(0)-167(252)

技構成:オーバーヒート / あくのはどう / サイコキネシス / かえんほうしゃ

所説枠。テラスタイプは悪の方が良かった気がする。

どういう構築に投げたら勝てるのかもよくわからなかったが、ノリで投げたら活躍した。

【選出】

  • カイリュー→キョジ水ポン
    カイリューの対面性能でなんとかしてキョジ水ポンで詰める
  • 水ポン→キョジカミ
    ディンカイサーフの初手ディンルーにアド取りたいときとかに投げる。
  • キョジオーン→パオor水ポンorカミ
    キョジで削って裏で詰める展開系の動き

こういう選出が多かったと思うが、選出が固定できておらずアドリブで色んな投げ方をした。

【結果】

TNスカーレット 最終268位(レート2026.479)

【反省】

今月はずっと妖騎杯での使用構築【妖騎杯序 優勝】言い訳ブリランド - 雪解け を使って潜っていた。しかし20日ごろになると零度パオや渦カイリューといったポケモンが流行し、チョッキランド+持久力ブリジュラスの並びの環境への通りが悪くなっており、構築の賞味期限を実感していた。それ以降構築案が浮かばず、まだ3桁後半で戦えているから……とカンポケまで持ち込んだところ普通のBIG6スタンにボコボコにされ、強い人たちには安定行動だけで処理されるような構築であることを思い知った。30日夜にして、なんやかんや最終日まで持っていく選択肢が完全に消滅したのである。

思考がキョジ水ポンに至ったのは最終日の22:30頃であり、思い付きで残りの4匹を決定して潜るしかなかった。イーユイの個体紹介や選出紹介の欄を読めば構築理解度が足りていないことが一目でわかると思う。

時間さえあれば構築の完成度もプレイングも高める余地があったという点で自分の最大値を正しく出力できたとは言い難い。たとえば最終日に爆増したランドロスについては明確な対策がないままになってしまっているし、キョジオーンがガチグマやウーラオスと対面したときに塩漬けとステロのどちらを優先すべきか明確に定まっていない。

今後のシーズンではもっと動き出しを早めなければならないと痛感した。

【終わりに】

反省点も多々あるが、以前より目標にしていた最終レート2000、最終順位300位以内を達成できた。前よりも高い目標を設定してポケモンに取り組めることが今はただ嬉しい。

12月の黒馬記念から行き始めたオフ大会が非常に楽しく、もっと活躍したいと思う。
オフで結果を残すためには予選のBO1を突破し、決勝トナメでBO3を勝ち切らなければならない。自分は恐らく大会特有の形式であるBO3が得意であり、初戦の勝敗に関わらず2戦目を落としたことがない。実績から見ても、決勝トナメを勝ち切りうるだけの実力を持っているはずである。
一方で、予選を抜けられる割合は半々程度である。BO1形式の予選を抜ける能力はオフ特有のものではなく、ランクバトルで有象無象を相手に集中を継続して高い勝率を稼ぎ続ける能力に近いと思う。

様々なシーンでポケモンバトルを楽しむために、まずはランクバトルに力を入れていく。