雪解け

一発屋が再現性を求めています

【USMS18シングル最高1901最終18前半】富貴在天コケコマンダwith結晶

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こんにちは。今回初めて構築記事を書かせていただきますネリジオです。

結果としては目標としていた2000どころか1900に乗せるのがやっとで、最後にはそれも溶かしてしまいましたが、今まで組んだ中で一番思い入れのあるこの構築を自分なりの7世代の記録として構築記事の形で残しておこうと思います。

構築名は命中不安の多い構築で天命を待つ試合が多かったこととどうしようもないPGL閉鎖の運命、あと構築記事の名前に四字熟語を使ってみたかったから。

以下常態(使いたいだけ)

【構築経緯】

まず自分の相棒枠であるフリージオを確定させ、基本的にフリージオを出せないリザグロスの並びに対してリザX、リザY、グロスの3種のメガ枠に全対応できる並びを考えていたところ実況者のあみゅさんが動画で使用していたHB怒りレヒレ+両刀マンダの並びとピタゴラスさんのBS鉄壁コケコの記事から着想を得て、BS混乱実自然の怒りコケコ+陽気メガボーマンダの並びを軸として構築を組み始めた。
そこまで組んだ時に「ホノオzウルガモスを入れてみてはどうか」というアドバイスとその調整をとある人からいただき採用。
残り2枠にステロ撒き兼マンムーやゲコ、ギャラ等を受ける駒としてナットと、ステロの刺さりがひどい構築になっていたのでそもそも撒かせないようカバやドランに挑発をいれることができ、受け構築にも大きな負担をかけられる最速風船ドランを入れて構築を完成とした。

 

【型紹介】

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フリージオ@コオリZ(ふゆう・おくびょう)173(140)-63(0)-71(4)-120(36)-165(76)-172(252)
フリーズドライぜったいれいどじこさいせいこおりのつぶて

調整は自分で考えようとも思ったがピタゴラスさんのもの

フリージオ単体考察 - 運で勝って楽しいか?

以上の完成度の最速フリージオの調整が作れる気がしなかったのでそれをそのまま使用した。
・コケコとナットがいて、かつメガ枠が高火力等倍で殴れるボーマンダであり、レヒレに対して削りを入れられれば十分に役割を果たせる試合が多いと感じた
ヒードラン以外のポケモン全てがS種族値81以上もしくは連続技を習得可能なため、フリージオがいることでクレセゴーリ以外のゴーリの選出は抑制でき、クレセゴーリにはそもそもフリージオでは勝てないこと

この2つの理由から黒い霧を切り、タスキのランドやガブの行動回数を1回にするためにこおりのつぶてを搭載した。でもゴーリは単体でよく出されたため対戦相手への敬意を失うことで対策した。つぶては残りHPわずかなマンダやスカーフランド、アーゴヨンを縛る目的でも使う機会が少なくなかったため、技選択は間違っていなかったと思う。
零度の命中率はかなりムラがあり、ぜんぜん当てない試合もあれば適当に選択したらそのまま勝ってた試合も多かった。
零度を当てた時にはめちゃくちゃ褒めまくった。

 

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カプ・コケコ@混乱実(エレキメイカー・おくびょう)
149(28)-×-135(236)-121(44)-96(4)-192(196)
10まんボルト/しぜんのいかりくさむすび/めざめるパワー氷

こちらも調整はピタゴラスさんのもの

【単体考察】BS鉄壁コケコ - 運で勝って楽しいか?

を使用したが、技構成を変えて自然の怒りを採用することでリザグロスメガシンカ3種に対し、居座りと電気無効枠退きに一貫する打点を持つことで全対応が容易になると考えた。
実際に運用してみたところ、A無振りゲコのダストシュートを耐える、珠フェロの抜群技を耐えるなど対面から突破できるポケモンが意外と多く先発適性の高い構築の主軸として大活躍してくれた。
Dに厚いカバルドンは草結びで確2が取れないなど火力不足は否めないもののそれ以上に物理耐久の高さが生きた試合が多かったように思う。
怒りの命中率はシーズン通して確率通りの仕事人だった。

 

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メガボーマンダ@メガストーンスカイスキン・ようき)
176(44)-195(236)-151(4)-×-112(12)-183(212)
すてみタックル/じしん/はねやすめ/りゅうのまい

〈調整意図〉

A…B4振りメガルカリオを捨て身で確1 BD…メガ前B<D S…最速ジャローダ+2

本構築の主軸かつ7世代最強のメガ枠。削ったグロスを上から叩きたかったため陽気。
Aに性格補正がかけられなかったため捨て身がギャラ等にミリ耐えされる等火力不足を感じなかったわけではないが、このポケモンを主軸に構築を組んだのは正解だった。
悩んだ時にも相手にゲコやカグヤがいなければ出す。
唯一命中不安を搭載していないポケモンであるため無限に信頼できた。

 

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 ウルガモス@ホノオZ(ほのおのからだ・おくびょう)
185(196)-×-104(148)-156(4)-126(4)-154(156)
だいもんじちょうのまいギガドレイン/めざめるパワー氷

S17では構築のMVPだったがS18では起点になるポケモンがいなかったり、カバマンダガルドレヒレポリ2などの並びにストッパーとしてポリ2を選出されることが多くなった前期程の大活躍とはいかなかった。が、依然として「一度舞えたら勝ち」の盤面を作れる構築も少なくなかったため、この構築に無くてはならない枠だと感じた。
つきやまパやなごしパによく選出していたが、プレイングが浅かったためラッキーやカビゴンにいなされるパターンがとても多かった。
大文字の命中率はとても高かった。

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ナットレイ@ウイのみ(てつのトゲ・のんき)
181(252)-114(0)-201(252)-×-137(4)-22(0)
ジャイロボール/やどりぎのタネ/はたきおとす/ステルスロック

電気の一貫を切れるステロ撒きが欲しく、ギャラやゲコ、マンムーがキツかったので入れたらめちゃくちゃ強かったポケモン
コケコやゲコのいるマンダ軸には後述するヒードランと合わせてマンダをステロで削り、こちらのマンダで締める詰め筋を多用した。
バンギを受けようとして選出することも多かったが、体感では出てくる龍舞バンギのほとんどが炎のパンチかけたぐりを所持していたため、イージーウィンを取られることが多かったため
カグヤ対面ができたら交換読みの行動をされるので1回居座る。
やどりぎは外しても負けない時だけ外す偉い子。

 

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ヒードラン@ふうせん(もらいび・おくびょう)
189(180)-×-126(0)-160(76)-126(0)-141(252)
マグマストーム/だいちのちから/ちょうはつ/ほえる

同族意識で最速にし、調整が思い浮かばないながらも取り合えずCには割きたかったため大地+フリージオこおりのつぶてでD4振りアーゴヨンが確定になるまでCに振り、余りをHに振った。実際にアーゴヨンに対してその処理ルートを取ることが少ないわけではなかったので調整そのものは生きた試合がそれなりにあったが、絶対にもっといい調整があったと思う。
当初は吠えるの枠にめざ氷を採用していたが、HDマンダの起点になったり、身代わり羽でPPを枯らすなどされることが多かったため変更し今の構成に落ち付いた。
マグストは外す技だと割り切って撃っていたが、最終日に30戦以上やった中では両手で数えられるくらいしか外さなかった自覚のある子。

 

【構築の動かし方】

この構築で想定している動きは主に3種類

  1. 相手を削ったり受けポケモンを破壊してマンダを通す
  2. ステロを撒いたり起点になるポケモンを誘ってウルガを通す
  3. ナットドランなどの選出でサイクルして削りきる

これらの動きから1つ選んで勝ち切るか、複数組み合わせて倒すかを判断して選出を考える。
その例をいくつか挙げるとすると、

対リザグロスは主に1の投げ方になる。コケコマンダ+@で、ゲコがいるならナット、いないならドランを投げることが多い。

対レヒレグロスはヒトムの有無でどのような投げ方をするかが変わる。ヒトムがいればコケコから入って削りつつ捨て、ヒトムをウルガの起点にする2の動かし方になる。いない場合はコケコマンダ+クッションの1の動かし方になる。

アゴギャラにはフリージオナットレイヒードランを選出して受ける3の選出になりやすい。ハッサムがいる場合は馬鹿力警戒でマンダかウルガを選出に絡めるため3に1か2を合わせることになる。

対マンダスタンではナットドランで削ってマンダを通しに行く1、削ったレヒレを無理矢理ウルガの起点にしにいく2の動かし方のどちらかを選択することが多い。相手がよほどフリージオをナメた構築の場合はドランの吠えるで竜舞を流してフリージオで詰める選出をすることもある。

つきやまパはラキカグヤゲンガーの並びで来るため、ラッキーを崩してウルガを通す2の動かし方になる。ドランのマグスト挑発で削りきるかフリージオで零度を当てて突破することになるのだが、そのうえでゲンガーの催眠ゲーを回避するのは不可能に近いため結局こちらは零度を、相手は催眠を当てにくるクソゲーとなる。

思い付く選出の型を挙げるとこんな感じになる。

 

【苦手な構築や型】

  • ナットに打点のあるメガバンギ  ドランを合わせて挑発で起点回避をしながらマンダで倒さなければならない。
  • めざ氷バシャーモ  威嚇を入れたり馬鹿力を撃たせたりしてAを下げてドランで処理するか、対面から守る読みでマンダを舞わせる。ステロ撒きと一緒に出されるパターンが少なくないのでウルガも投げづらい
  • ナットを誘うポケモンドリュウズ  ドリルの試行回数を稼がれてしまう上にマンダナット以外はドリル以外の手段でも突破されてしまう。

 

【シーズン通しての感想】

今期は受験を挟んだにも関わらず700戦以上も試合をしていた。何やってんだこいつ

一度1800まで調子よく行ったをはいいものの最終日一週間前くらいには1700台に落としてその後調子が悪く、最終日前日の朝には1500後半まで落ち込んでしまった。

なんとか1700くらいまで戻しはしたもののそれ以上に上がる気配はなく、モチベも消えて心が折れかけていた時に投稿されたのが人事を尽くすアグノム厨day86である。

えっ???えっ???動画化されてる!!!

試合内容としては普通にアグノムに3タテされただけの試合だったが、それを見ていたらモチベが爆上がりしたため最後まで駆け抜けることができた。あみゅさんには感謝しかない。
でもサムネで一人だけ1700台なの恥ずかしすぎるからそれだけは許さない
そもそもあみゅさんの7世代残留が無ければ自分が居残る決断ができていたかわからないし、自分にとってこの人の存在はかなり大きかったんだなあ…

そんなこんなで最終日になんとか1900まで到達し、上を目指して燃え尽きて寝た。

自分がこのゲームをやっていて良かったと思える、そんなシーズンだった。

対戦してくださった皆様ありがとうございました。

 

USMが終わったのでガラル地方に行こうと思います
ダイマックスポケモンに一撃必殺が効かないってことでフリージオが追加された後どういう型にしようか…