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【黒馬記念準優勝】微高火力カミガチカイリュー【S12使用構築】

こんにちは。ネリジオと申します。黒馬記念で準優勝できたので記念に構築記事を書きました。
最後まで目を通していただければ幸いです。

サムネ用↓

 

構築経緯

あくび瞑想ガチグマと意地神速スケショカイリューの単体性能の高さに魅力を感じ、この2体を基本選出に組み込むところから構築を考えた。
この2匹ではステロ撒きのディンルーやランドロスに弱くなってしまうため、挑発を覚えるポケモンのなかで一番強そうなハバタクカミを襷で採用。
相手のハバタクカミが重そうなのと受けを崩せるポケモンが欲しかったためオーガポン、パオジアンと連撃ウーラオスがキツそうなのでアローラキュウコンを採用。最後の枠にはスカーフサーフゴーを採用していたが、流行っていたカバ水ポン系の構築に強そうなテツノツツミに変更して構築が完成した。

 

個体紹介

ハバタクカミ@きあいのタスキ
特性:こだいかっせい テラスタイプ:ゴースト
137(52)-x-75(0)-201(220+)-155(0)-185(236)
ムーンフォース / シャドーボール / こごえるかぜ(S12はでんじは) / ちょうはつ
HD...特化ガチグマのブラッドムーン+しんくうは耐え
S...最速116族抜き
C...余り

脳死先発ポケモン。当初はでんじはたたりめで採用していたが、スカーフサーフゴーを確1にできないのが弱いと感じてシャドーボールに変更。その後もでんじはを変更せずに使っていたが、麻痺よりも削りを優先したい展開が多かったことやガチグマのあくびとのかみ合わせを考慮し、黒馬記念ではランドロスにイージーウィンを狙えるこごえるかぜを採用した。

ひかえめの火力がかなり偉く、C187カミを意識した調整をしているであろうポケモンを2発で落とす展開が何度もあった。
よくガチグマを受けだされるが、チョッキガチグマでも大体ムンフォ3回で落とせるため電磁波を撃たずにムンフォから入ることで何も困らなかった。
炎オーガポン対面ではシャドボ2回でガチグマのしんくうは圏内に押し込む動きをとった。ウッドホーンや岩石封じが厳しいが、その場合はカイリューで処理する。前者はメガネ、後者は電磁波が裏目になるのでだいたいツタこんぼうを撃たれた。
ミラーにはかなり弱い型だが、相手視点では電磁波かゴースト技しか押せないのでガチグマ引きが安定した。

 

カイリュー@いかさまダイス
特性:マルチスケイル テラスタイプ:ノーマル
173(52)-204(252+)-115(0)-x-120(0)-126(204)
スケイルショット / じしん / しんそく / りゅうのまい
A...特化
S...+1で最速トドロクツキ抜き
 +2で最速スカーフ100族抜き
 +3で最速ブエナツツミ抜き

H...余り奇数

欲張り技構成カイリュー。スケショしんそく竜舞は確定で、最後の1枠にはサーフゴーへの打点となるじしんを採用した。アイヘが欲しいことも多かったが、初手のカミがどくテラスを誘うので間違っていなかったと思う。

意地スケショはかなり火力が高く、やわらかめのウーラオスであれば1舞スケショ5発でだいたい倒せてしまう。非常に強力な上振れ要素としても機能した。
スケショしんそく両採用の利点として、一方を見せるともう一方の警戒が薄まるということがある。竜舞スケショを見せ、Bダウンしたところを狙ってふいうちで縛りにきたパオジアンをしんそくでわからせることが何度もあった。

 

ガチグマ@たべのこし
特性:しんがん テラスタイプ:どく
217(228)-x-147(52)-176(36+)-103(140)-79(52)
ブラッドムーン / しんくうは / あくび / めいそう
HB...特化連撃ウーラオスのすいりゅうれんだ確定耐え
HD...C187ハバタクカミのムーンフォース残飯込み確定2耐え
C...11n
S...同速意識余り

電磁波無効の中で一番強いポケモン。相手にあくびを入れると引きにブラッドムーンを合わせればそのまま勝ち、居座られたら自身の瞑想や後続のカイリューの起点になるといったローリスクハイリターンな択を押し付けることができる。

一方でメタが厳しく、身代わりやラム持ちになすすべもなく起点にされる展開が多かった。ハバカミ対面は基本的にガチグマ有利だが、ムンフォのCダウン1回で余裕がなくなるのでかなり怪しい。また、ブラッドムーンの次のターンの変化技を挑発で防がれると次のターンにはブラッドムーンを選択できない仕様になっており、挑発に合わせてしんくうはを押せないと負けに直結する。

 

オーガポン@かまどのめん
特性:かたやぶり
187(252)-165(76+)-111(52)-x-117(4)-146(124)
つたこんぼう / ウッドホーン / がんせきふうじ / つるぎのまい

HB...特化連撃ウーラオスのテラスすいりゅうれんだ確定耐え
HD...特化眼鏡ハバカミのパワージェム確定耐え
S...最速80族抜き
A...余り11n

本構築の受け崩しを9割担っているポケモンカイリューに打点のないオーガポンが使えない病気なので岩石封じを採用した。

対受けルではカイリュー意識のラッシャorクレベース、カミツツミ意識のハピナスorラッキーがほぼ確実に選出されるため残り1枠にオーガポンを受けられるポケモンがいなければそのままぜんぶ貫いて勝てる。

上手く回った試合は文句なしに最強だったが、最後までどう選出すればよいのかわからなかった。

 

テツノツツミ@ブーストエナジー
特性:クオークチャージ テラスタイプ:ゴースト
139(60)-x-135(4)-163(148)-86(44)-206(252+)
フリーズドライ / ハイドロポンプ / アンコール / みがわり

人からもらった調整、意図は忘れた。たしかC187カミのムンフォ確定耐えとか

最終日になって採用したポケモン。本構築に足りていなかった超高速枠を補完し、選出できた時には順当な活躍をしてくれた。ハバカミの電磁波からの痺れ待ち身代わりも想定していたが、一度もやらなかったし最終的にはハバカミから電磁波が抜けた。

 

Aキュウコン@ゴツゴツメット
特性:ゆきふらし テラスタイプ:こおり
171(180)-x-116(164)-101(0)-120(0)-165(164+)
ムーンフォース / オーロラベール / アンコール / かなしばり

S...最速ウーラオス抜き抜き
HB...余りで物理耐久指数最高

あまりにパオと連撃ウーラが重かったので採用したポケモン。あまりに選出率が低かったためパオジアンに変更したが、初手にスカーフウーラオスが出てくるようになったので見せポケとしての優秀さを理解し、戻した。最終日には一度も選出しなかったが、黒馬記念では大活躍したのでうまく選出できれば勝率にもっと貢献してくれたと思う。

適当に調整したが、Sをもっと削ってHBに回すべき。

 

結果

  • シーズン12 最終1780位
    最終日の朝には400位台(確かレート1950程度)まで上げられており、今期こそは目標の最終300位以内を達成できるかと思ったが叶わなかった。
    反省点としては、オーガポンとキュウコンの選出の仕方がわからず基本選出に頼りきりだったことが挙げられる。
    電磁波カミもあくびガチグマもメタが厳しく、自分のプレイングではこれを乗り越えて勝ち切ることができなかった。

  • 第一回黒馬記念 3-1予選抜け→準優勝
    予選抜けられたら最高だと思っていたところ望外の好戦績。
    どうせなら優勝したかったところですが、もみじさんが強くて僕が弱かった。受けル相手に情報が割れてて不利みたいに言われていましたが、こちらのプレイング次第ではまだまだ捲れたんじゃないかと思います。ハバカミでハピを削るんじゃなく即オーガポン引きからグライに岩石封じを入れにいけばラッシャかラッキーのどちらかを切らせてカイリューかカミのどちらかが通ったな、とか。1戦目でこごかぜを見せなかったのは初手の守る警戒(シャドボを予選で見せていたのでたたりめには無警戒なはず)だったが、予選で挑発を見せているから地震一点読みでこごかぜから入っても良かったな、とか。反省も尽きませんが、ひとまず初のオフ参加で決勝戦の大舞台に上がれたことを喜ぼうと思います。運営の皆様、他の参加者の皆様、ありがとうございました。
    ↓決勝戦 51:28~
    黒馬記念 - 決勝戦・3位決定戦 - YouTube

スペシャルサンクス

会場で充電器を貸してくださったとるぽさん(いなければ僕は本戦に出られていません)

構築相談に乗ってくれたのらあんこ、くれと