雪解け

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【SVシーズン10最終596位】炎の暴れ牛軸

こんにちは。ネリジオと申します。
最終596位と奮わぬ結果ではありますが構築記事を書こうと思います。
最後まで目を通していただければ幸いです。

以下常態

使用構築↓

画像

【構築経緯】

所謂BIG6を並べた構築に対して投げる先発要員として
・パオジアンをつらら怯みを考慮せず安定して処理できる
・大半に対し対面でやることがある
上記2つを満たすポケモンを探したところ、威嚇と氷悪半減でパオジアンを封殺し、ディンルーとサーフゴーに一致抜群の打点があり、カイリューに鬼火を入れられるパルデア炎ケンタロスが目に留まったため採用。襷を持てば次点で対策必須なツツミイーユイを対面処理できることも評価した。BIG6のうち上記に含まれないハバタクカミと水ウーラオスに後投げが効くドオーを採用。火力担当としてケンタロスと相性が良い意地特化カイリューと眼鏡ツツミを、受け崩しとして隠密マントサーフゴーを採用した。残り1枠には鉢巻悪ウーラオスを入れていた(最高レート到達時)が、環境の変化と共に増加したガブリアスをより安定して見られるポケモンが欲しいと感じたため最終日の二日前からグラスシードゴリランダーに変更して構築が完成した。

【個体紹介】

ケンタロス@きあいのタスキ
特性:いかく 性格:ようき
テラスタイプ:ゴースト
配分:151(4)-162(252)-125(0)-x-90(0)-167(252+)
技:レイジングブル/インファイト/おにび/がむしゃら

本構築の軸にしてMVP。鬼火を当てれば最強のポケモン
耐久にはほとんど配分していないにもかかわらず威嚇込みでの物理耐久が高く、襷を生かすために対面的に動かすだけでなく威嚇を生かしてサイクルに参加することもあった。
偶然にもオーガポンに対してかなり強く、例えば炎オーガポンからこちらへの有効打点がない一方こちらからはインファイトで確2が取れる。また陽気岩オーガポンのツタこんぼうを威嚇込みで2耐えするので対面処理が可能。
技枠が余ったのでがむしゃらを採用した。襷発動から撃つ運用を想定していたが、そうでない場合の削りの手段としても大活躍した。たとえば対ディンルーは鬼火から入り、攻撃を受けてからがむしゃらで削りを入れることで相手の技選択次第ではステロを撒かれつつもテラスタル関係なく突破できたりする。それ以外にもサイクルを回して疲弊したところで唐突にがむしゃらを振り回すことで相手に予期せぬ削りを入れ、そのまま崩して勝ちまで持っていけたりする。この構築になくてはならない技だった。

 

ドオー@たべのこし
特性:ちょすい 性格:わんぱく
テラスタイプ:ノーマル
配分:237(252)-95(0)-116(204+)-x-127(52)-40(0)
技:じしん/どくどく/ステルスロック/じこさいせい

配分は前期のたなけーさんのもの(sv シーズン9 最終1位 - kpokeblog (hatenablog.com))を使用した。
構築に欠かせないキーパーツであるのは間違いないのだが、ドオーに弱くないハバタクカミが環境に増えたことで立ち回りが厳しくなった。眼鏡サイコショックや地面テラスに勝てないのは言うまでもなく、流行りの挑発ハバタクカミに対して地震しか撃てる技がないため後続の積みの起点にされるなど環境が逆風だったように思う。
テラスタイプはイダイトウ意識でノーマルにしたが、氷技や地面技が等倍になるのも強かった。

 

カイリュー@あつぞこブーツ
特性:マルチスケイル 性格:いじっぱり
テラスタイプ:ノーマル
配分:185(100)-204(252+)-115(0)-x-120(0)-120(156)
技:しんそく/ドラゴンクロー/じしん/りゅうのまい

神速のリーチを少しでも伸ばすためA特化。1舞で最速110族を抜けるようになるまでSに配分し、余りをHに振った。同族意識であと1だけSに回してもよかったかもしれない。
ケンタロスとの相性が良好で、がむしゃらで削った相手を神速で押し込んだり、威嚇とおにびで弱体化した物理を竜舞の起点にしたり、やけどダメージでマルスケが回復しないカイリューをドラゴンクローで仕留めたりしていた。
羽休めの枠がなく自力でマルスケを回復できないためステロ意識であつぞこブーツを持たせたが、ステロを防げない構築だったので正解だと思う。
ドラゴンクローの代わりにスケイルショットの採用を迷ったが、ダイスを持たせられなかったため威力の下振れが怖く見送った。

 

サーフゴー@おんみつマント
特性:おうごんのからだ 性格:ひかえめ
テラスタイプ:格闘
配分:193(244)-x-115(0)-168(0+)-136(196)-113(68)
技:シャドーボール/テラバースト/わるだくみ/じこさいせい

調整が謎。臆病テツノツツミのドロポンが確定2耐えになるまでHDに振り、余りをSに割いた気がする。
受けポケモンとの対面で悪だくみを積み、出てきたイーユイや悪ラオス、トドロクツキを格闘テラバで無理やり破壊する試合が多かった。

 

テツノツツミ@こだわりメガネ
特性:クオークチャージ 性格:おくびょう
テラスタイプ:ゴースト
配分:139(60)-x-135(4)-163(148)-86(44)-206(252+)
技:フリーズドライ/ハイドロポンプ/テラバースト/クイックターン

調整は人からもらった。
ドロポンを当てれば最強のポケモンケンタロスで物理にデバフを撒くことで受け出せる回数が増え、眼鏡の火力を存分に振り回せた。
テラバーストはコノヨザルやハバタクカミに撃つほか、フリドラよりも威力が高く半減以下に抑えにくい命中安定打点として採用した。

 

ゴリランダー@グラスシード
特性:グラスフィールド 性格:いじっぱり
テラスタイプ:いわ
配分:207(252)-167(52+)-122(92)-x-95(26)-115(76)
技:グラススライダー/テラバースト/ドレインパンチ/つるぎのまい

めちゃくちゃ硬いゴリラ。意地珠パオジアンのつらら落としまで確定で耐える。
耐久に回しすぎたせいでAもSも足りなくなってしまった。が、AやSに厚く回してれば勝てた試合と耐久のおかげで勝ちを拾えた試合が体感同じくらいあったのでそこまで弱い調整でもなかったと思う。
単体性能がすさまじく高く、ケンタロスで起点を作った後に1匹で2体以上持っていくことがしばしばあった。

 

【選出】
or

基本選出。ケンタロスが刺さっていてドオーが腐りにくそうなときに出す。

+

対面選出。それぞれ襷、高耐久、マルスケで行動保障がある3体なので腐りにくく困ったら出す。また、ハバタクカミにドオーが出せないときはゴリランダーのグラスラで縛ることを目標にこの選出をしがち。

選出は相手への刺さりを見ながら柔軟に変えていたが、上記2種類が多かった。

 

【結果】
最終順位596位 最終レート1931.445

10/21日にはレート2000に到達していたはずが、ガブリアス等の増加をはじめとする環境の変化に対応できず最終日をレート1750で迎え、目標のレート2000まで戻しきることができなかった。
反省点として次のことが挙げられる。
・ゴリランダーを採用するまではハバタクカミへの安定した処理ルートがドオーで受けるしかなく、ドオーが誘われて崩しの起点となった。(多様な処理ルートを確保できなかった)
ケンタロス+ドオーの並びはピンポイント気味であり、環境が変わっていくなかでどちらか一方が腐るような選出をしてしまうことが多々あった。(汎用的に戦える基本選出ができなかった)
・サブロムを用意しておらず、メインロムを保存していては環境を調査できなかった。
シーズン11以降はこれらの課題に向き合って対戦を重ねようと思う。