雪解け

一発屋が再現性を求めています

【シングルS16最終268位】キョジ水ポン

こんにちは。ネリジオと申します。

S16にて最終268位を達成しましたので構築記事を書きました。

最後まで読んでいただければ幸いです。

※以下、調整等を他の方の記事から無断で引用した箇所があります。問題があれば削除します。

【構築経緯】

カイリューの渦アンコが減少し、スケショが増加している(耐久ラインの低下)

・ラス1の剣舞ラオスで詰める構築の増加

などの理由からステロ+AS剣舞水ポンの並びが環境に刺さっていると考え、S12のふぉすさんの構築【s12 最終6位】夢想水ポン - ポケモンバトルの陰と陽 (hatenablog.com)をベースに構築を組み始めた。

カイリューとハバタクカミは原案の技構成をそのまま使用。

悪ウーラの枠は

・キョジオーンが誘う隠密ラティに滅法強い

・トドロクツキやオオニューラに対して上から行動できる

・悪打点・先制技・剣舞を持つ襷枠としてウーラ同様の崩しが可能

といった点を評価してパオジアンに変更。

眼鏡サーフゴーの枠にはパオに強そうな顔をしている点やキョジサーフゴー対面の引き先となれる点を評価してスカーフイーユイを採用。構築が完成した。

【個体紹介】

キョジオーン

もちもの:オボンのみ

とくせい:きよめのしお

テラスタイプ:どく

せいかく:わんぱく

実数値:207(252)-120-184(140)-x-125(116)-55

調整元:【s12 最終6位】夢想水ポン - ポケモンバトルの陰と陽 (hatenablog.com)

技構成:しおづけ / ヘビーボンバー / じこさいせい / ステルスロック

圧倒的耐久としおづけの削り性能で他のステロ撒きと比較して広い相手に対して最低限のアドバンテージを稼げる最強の仕事人。

相手のブエナカミはパオカイオーガポンにワンパンされうるため攻撃から入る余裕がなく、電磁波か甘えるから入ってくることが多い。そのためキョジオーンが交換際にムンフォで削られる展開が少なく、HPを残してカミを処理することができた。

テラスタイプは所説。対カミを安定させたかったため、原案からずらして毒。甘える瞑想ドレキのようなハバタクカミの個体数が増えており、塩漬け連打では回復が余裕で間に合ってしまうのだが、テラスを切ってドレキを半減にし、ヘビーボンバーで削ることで安定した処理が可能となる。
一方でテラス前後で地面弱点が一貫する点が扱いにくく、ランド+持久力ブリジュラスのような構築が重くなる原因を作った。地面と格闘に耐性を持たせつつ電気氷を等倍にできる虫であればより広範囲の構築に仕事ができる型になったかもしれない。

オーガポン

もちもの:いどのめん

とくせい:ちょすい→おもかげやどし

テラスタイプ:みず

せいかく:ようき

実数値:155(0)-172(252)-105(4)-x-116(0)-189(252)

技構成:ツタこんぼう / ウッドホーン / つるぎのまい / みがわり

ステロを展開できてさえいれば圧倒的な抜き性能を誇る本構築のエース。

貯水やテラスでのD上昇といった独特な要素により、テラスが残っていない連撃ウーラやガチグマを積みの起点にできる異常なポケモン。一致テラスと耐性変更テラスを同時にやっているような動きが可能であり、テラスタルの価値が他のポケモンとは一線を画する。

脳死でASにしていたが対ノマテラ神速カイリューやスカーフ連撃ウーラでのHP管理が困難を極めるため、原案のようにBにも割いた調整の方が良かったかもしれない。

カイリュー

もちもの:いかさまダイス

とくせい:マルチスケイル

テラスタイプ:はがね

せいかく:いじっぱり

実数値:167(4)-204(252)-115(0)-x-120-132(252)

技構成:スケイルショット / じしん / しんそく / りゅうのまい

入れ得ポケモンその①。他のポケモンがハバタクカミに弱くないため、アイアンヘッドを切って範囲重視の地震を採用した。キョジオーンが多少なりともサーフゴーを誘うため正解だったと思う。

ハバタクカミ

もちもの:ブーストエナジー

とくせい:こだいかっせい

テラスタイプ:フェアリー

せいかく:おくびょう

実数値:131(4)-x-89(108)-173(140)-156(4)-205(252)

調整元:【S14 最終38位】万里一空ラオカミカイリュー【S12最終60位】【本質とは】 - 夢があるんだ、でっけえ夢が (hatenablog.com)

技構成:ムーンフォース / シャドーボール / あまえる / いたみわけ

入れ得ポケモンその②

スケショカイリューが増加していたため、原案同様初手カイリューミラーでカミに引いてスケショを透かして甘えるをすかす動きをもって解答とした。

選出されやすいパオジアンやスカーフラオスに対して上から弱点を突ける性能は唯一無二であり、非常に使いやすかった。特に水ポンと合わせてスカーフラオスの攻撃の一貫を切れるのが偉い。

またディンルー+カイリューのような構築に対して、初手のステロディンルーに合わせて水ポンを投げつつカイリューに対する引き先としてハバタクカミを裏に置くなどといった選出もした。総じて選出の自由度を高めつつ見せあいのパワーを高めてくれたと思う。

 

パオジアン

もちもの:きあいのタスキ

とくせい:わざわいのつるぎ

テラスタイプ:ゴースト

せいかく:ようき

実数値:155(0)-172(252)-101(4)-x-85(0)-205(252)

技構成:つららおとし / うっぷんばらし / こおりのつぶて / つるぎのまい

Easy win量産機。キョジオーンが誘う隠密サーフゴーやラティとの対面を作って剣舞し、そのまま全抜きする。

キョジオーンと合わせてイダイトウに対しても強く出られるため、構築に噛み合っていたと思う。

性格は水ポンが誘うオオニューラやトドロクツキを上から縛るため陽気。ママンボウ系に対する崩しの役割も担えると考えたため相手の鉢巻パオや眼鏡カミも意識した選択だったが、一度もそのような構築にマッチングしなかった。

剣舞の1ターンを無償で作れるのが重要だと考え、テラスタイプはゴースト。リーチを伸ばせる氷も一考の余地あり。

イーユイ

もちもの:こだわりスカーフ

とくせい:わざわいのたま

テラスタイプ:ゴースト

せいかく:おくびょう

実数値:131(4)-x-100(0)-187(252)-140(0)-167(252)

技構成:オーバーヒート / あくのはどう / サイコキネシス / かえんほうしゃ

所説枠。テラスタイプは悪の方が良かった気がする。

どういう構築に投げたら勝てるのかもよくわからなかったが、ノリで投げたら活躍した。

【選出】

  • カイリュー→キョジ水ポン
    カイリューの対面性能でなんとかしてキョジ水ポンで詰める
  • 水ポン→キョジカミ
    ディンカイサーフの初手ディンルーにアド取りたいときとかに投げる。
  • キョジオーン→パオor水ポンorカミ
    キョジで削って裏で詰める展開系の動き

こういう選出が多かったと思うが、選出が固定できておらずアドリブで色んな投げ方をした。

【結果】

TNスカーレット 最終268位(レート2026.479)

【反省】

今月はずっと妖騎杯での使用構築【妖騎杯序 優勝】言い訳ブリランド - 雪解け を使って潜っていた。しかし20日ごろになると零度パオや渦カイリューといったポケモンが流行し、チョッキランド+持久力ブリジュラスの並びの環境への通りが悪くなっており、構築の賞味期限を実感していた。それ以降構築案が浮かばず、まだ3桁後半で戦えているから……とカンポケまで持ち込んだところ普通のBIG6スタンにボコボコにされ、強い人たちには安定行動だけで処理されるような構築であることを思い知った。30日夜にして、なんやかんや最終日まで持っていく選択肢が完全に消滅したのである。

思考がキョジ水ポンに至ったのは最終日の22:30頃であり、思い付きで残りの4匹を決定して潜るしかなかった。イーユイの個体紹介や選出紹介の欄を読めば構築理解度が足りていないことが一目でわかると思う。

時間さえあれば構築の完成度もプレイングも高める余地があったという点で自分の最大値を正しく出力できたとは言い難い。たとえば最終日に爆増したランドロスについては明確な対策がないままになってしまっているし、キョジオーンがガチグマやウーラオスと対面したときに塩漬けとステロのどちらを優先すべきか明確に定まっていない。

今後のシーズンではもっと動き出しを早めなければならないと痛感した。

【終わりに】

反省点も多々あるが、以前より目標にしていた最終レート2000、最終順位300位以内を達成できた。前よりも高い目標を設定してポケモンに取り組めることが今はただ嬉しい。

12月の黒馬記念から行き始めたオフ大会が非常に楽しく、もっと活躍したいと思う。
オフで結果を残すためには予選のBO1を突破し、決勝トナメでBO3を勝ち切らなければならない。自分は恐らく大会特有の形式であるBO3が得意であり、初戦の勝敗に関わらず2戦目を落としたことがない。実績から見ても、決勝トナメを勝ち切りうるだけの実力を持っているはずである。
一方で、予選を抜けられる割合は半々程度である。BO1形式の予選を抜ける能力はオフ特有のものではなく、ランクバトルで有象無象を相手に集中を継続して高い勝率を稼ぎ続ける能力に近いと思う。

様々なシーンでポケモンバトルを楽しむために、まずはランクバトルに力を入れていく。

【妖騎杯序 優勝】言い訳ブリランド

こんにちは。ネリジオと申します。

この度、2024年3月16日に開催された妖騎杯序というシングルバトルのオフ大会で優勝できたので記事を書くことにしました。

最後まで楽しんでいただければ幸いです。

※以下、無断で構築記事を引用し、また他プレイヤー様の名前を載せます。問題があれば削除します。

レンタル↓

1.構築経緯

不利対面を取ったときに対処が難しい連撃ウーラオスに対し、持ち物に関わらず受け出しからアドを稼げる持久力ブリジュラスに注目した。ウーラオスと対面した際に水流連打を誘いやすく、ブリジュラスの電磁波でのS操作と相性がいいポケモンとして眼鏡ハバタクカミを採用。前述の二匹との相性が良いポケモンとしてチョッキランドロスを採用し、この3体を基本選出とした。

ブリジュラスが苦手とするサーフゴーに有利を取れるほか構築に足りない対面的な動きを補うために竈オーガポン、ここまで無対策なキョジや受けルに抗うため隠密マントラティオスを採用。最後の1枠にはとりあえず襷零度パオジアンを突っ込んで回した。最終4桁。

↑ここまでS15

↓ここから妖騎杯

月初から1戦も潜っていなかったため構築が準備できておらす、慌てて前期の構築を引っ張り出してきた。

パオウーラの役割集中でブリジュラスが突破されることが多かったため、他5体との繋がりが見えにくかったパオジアンをHB連撃ウーラオスに変更。構築が完成した。

2.コンセプト

交換を強く使う

一度の受け出しから大きなアドバンテージを得る

3.個体紹介

ブリジュラス

テラスタイプ:フェアリー

特性:じきゅうりょく

持ち物:たべのこし

性格:わんぱく

実数値:193(220)-130(36)-187(156)-x-86(4)-117(92)

調整元:【SVS14使用構築】水都攻めサイクル【最終67位/レート2126】 - 初手はキョダイゴクエンでしょ? (hatenablog.com)

技構成:アイアンヘッド / ボディプレス / でんじは / てっぺき

受け出しを成立させる物理耐久と有利対面時の交換への圧を高いレベルで両立できる最強のポケモン。環境の代表的な特殊であるハバカミガチグマイーユイに対して弱点を突けるため、安易な特殊アタッカーの後投げを咎められる。

物理全般を詰ませられるポケモンである一方で耐久を能力ランクに依存しており急所の試行回数を稼がれるのが怖いため、居座りと特殊の後投げの両方に対してアドバンテージを取る択が求められる。この意味で電磁波の採用は必須級であると考えている。

例えば相手の初手ウーラオスの水流連打に対して後投げが成立し、相手の後続にハバタクカミがいることを予想したとする。ハバタクカミの後投げにはアイアンヘッドを合わせたい一方で、インファイト連打で急所の試行回数を稼がれるのが怖いため居座られるのであればボディプレスで削りを入れたい。

この中間択となるのが電磁波である。ウーラオスに電磁波が入った場合には行動順が逆転し、上から殴って突破が可能になる。このときハバタクカミ交換をケアしてアイアンヘッドを見せてからボディプレスでの突破に移行するのも、麻痺と怯みを潜り抜けたうえで急所に当てる場合(約2%)を除いて即負けにならないため悪くない。カミが後投げされた場合、ランドでの受けが安定しない眼鏡型であれば行動順が逆転して上からアイヘで処理、ブエナであれば火力が低いためランドの後投げが安定する。

また、一方的に行動不能の確率51%を押し付けつつ残飯で回復する動きがシンプルに強い。相手が麻痺+怯み+急所の壁を越えてくる確率はとても低いため、定数での削り手段を持たない物理アタッカー(ゴツメアンコカイリューなど以外)であれば先にBを上げておけば大抵勝てる。例として対イダイトウでは妖騎杯決勝2戦目と同様に電磁波アイヘ連打で削りきる動きをよくしているが、まだ負けたことがない。

ランドロス

テラスタイプ:ほのお

特性:いかく

持ち物:とつげきチョッキ

性格:なまいき

実数値:196(252)-168(20)-120(76)-126(4)-132(156)-99(0)

調整元:【S13最高最終レート2221(1位)】塩軸サイクルスタン改|すのーほるん (note.com)

技構成:じしん / がんせきふうじ / くさむすび / とんぼがえり

ブリジュラスとの相性補完に優れた最高の相棒。威嚇込みであればブリジュラスはウーラオスインファイトを2耐えできるため、一度の交換読み行動程度では即負けにならない。

S15で氷テラスや眼鏡炎テラスのイーユイに無限回ワンパンされたのでブチギレて炎テラスとした。オーガポンやパオジアンに対しても鋼テラスより強くなる。格闘半減の毒テラスも一考の余地あり。

ハバタクカミ



テラスタイプ:ステラ

特性:こだいかっせい

持ち物:こだわりメガネ

性格:おくびょう

実数値:131(4)-x-75(0)-187(252)-155(0)-205(252)

調整意図:脳死ぶっぱ

技構成:ムーンフォース / シャドーボール / パワージェム / テラバースト

チョッキランドとの相性は言うまでもないが、ワンパンされる物理ポケモンをブリジュラスで詰められたり電磁波のS操作からカミを通すルートを取れるなどブリジュラスとの噛み合いもよい。

陽気カイリューが環境に存在しないため、ランドブリカミと投げることで幅広いカイリューに対応が可能。

ウーラオス

テラスタイプ:どく

特性:ふかしのこぶし

持ち物:オボンのみ

性格:いじっぱり

実数値:207(252)-165(0)-152(252)-x-80(0)-118(4)

調整元:【S15使用構築】最終R2125-85位 ランドブリライコサイクル - みんらい (hatenablog.com)

技構成:すいりゅうれんだ/ドレインパンチ/アイススピナー/つるぎのまい

自分同様にランドブリサイクルを使っていたみんらいさんの記事を発見して丸パクリしたポケモン。ブリジュラスの役割対象であった物理を幅広く見られるポケモンとして代わりに投げると強い。地面・格闘打点を等倍に抑えられる点も合わせてブリジュラスとの選択で投げるポケモンとして非常に優秀だった。

オフ前日に採用したため使い方がよくわかっていなかったが、なんとなく刺さってそうな構築に選出したら大活躍してくれたため沢山投げるべきだったと思う。

オーガポン

テラスタイプ:ほのお

特性:かたやぶり/おもかげやどし

持ち物:かまどのめん

性格:いじっぱり

実数値:187(252)-172(132)-111(52)-x-117(4)-139(68)

調整意図:HB...特化連撃ウーラオスの水テラス水流連打確定耐え

     S...準速85族抜き抜き

技構成:ツタこんぼう / ウッドホーン / はたきおとす / つるぎのまい

以前から愛用している耐久調整で、ASラインを変えて使いまわしている。

世間ではわんぱくオーガポンが増えているが、やはり意地の火力が肌に合う。

意地オーガポンは一発耐えられない対面(鉢巻パオなど)が作られる可能性が存在するものの、耐久が過剰になりにくく努力値を有効に使える試合が多いことが利点だと思う。

技構成は剣舞が所説。初手に投げるとミラーで困るので岩石封じとか入れてもいいかもしれない。

ラティオス

テラスタイプ:鋼

特性:ふゆう

持ち物:おんみつマント

性格:おくびょう

実数値:187(252)-x-111(84)-151(4)-132(12)-165(156)

調整元:【s14 最終26位/最終レート2152】カミランドカイナサイクル - もんぶりゃんって言うらしいよ (hatenablog.com)

技構成:サイコショック / はどうだん / めいそう / じこさいせい

キョジと受けルにピンポで投げるポケモン。オフ当日は一度も投げなかった。たぶんガチグマの選出を抑制してパオを誘導してくれているためブリジュラスと相性がいいのかもしれない。所説枠。

4.選出

まずブリジュラスが詰め筋になりうるかを考える。
ブリジュラスで詰めていけそうな場合には(よっぽどのことがなければ)先発ランド+ブリジュラスの形で投げる。カミ等の特殊勢に対してはチョッキランドで対面有利が取れ、物理勢相手には威嚇で火力を削ぐことでブリジュラスへの役割集中を緩和し、交換読み抜群技での即負けを回避できるため対応範囲が広い。8割方この投げ方をしたと思う。
ラスト1枠は詰め筋を見据えてウーラカミオーガから選ぶ。ハバタクカミは電磁波や岩石封じによるS操作・とんぼ返りの対面操作から火力を押し付ける展開が幅広い構築に対して有効であるため勝ちパターンが見えやすい。オーガポンはランドロスが疲弊した後にも対ハバタクカミを有利に進められる点や、ブリランドを相手に消耗した相手のラス1を持ち前の対面性能で屠る展開を取れる点が非常に強力である。ウーラオスは前日に突っ込んだため理解度が低くよくわからないが、雰囲気で刺さってる相手に投げたら全試合勝ちに貢献してくれた。

BO3の2戦目以降では相手の選出変更に合わせて先発カミorオーガポン→後続ブリランドのように裏からランドを投げることも多かった。威嚇と持久力という受け出し時に発動する特性を持ち、交換を強く使える並びだからこそ先発の不利対面をある程度恐れずに強気な選出ができた。

ブリジュラスが刺さっていない場合には他のポケモンを雰囲気で投げていた。

 

5.苦手なポケモン

  • 眼鏡サーフゴー ブリジュラスが無限回後投げを許してしまい火力を押し付けられる
  • イーユイ 初手ランド投げるので選出が歪まないだけマシかも
  • コノヨザル 無対策すぎる
  • スタンっぽい並びの鉢巻パオジアン 勝てない
  • 地震竜舞アンコを両立したカイリュー 無理
  • キョジオーン+ラティオス対策 無理

その他色々

6.戦績

予選ラウンド(スイスドロー)

1回戦 vsみゅうさん 負け

2回戦 vsSolitudeさん 勝ち

3回戦  vsスズさん 勝ち

4回戦 vsしろさん 勝ち

5回戦 vsNefiさん 勝ち

6回戦 vsみーさん 負け

7回戦 vsしろなさん 負け

計4-3 オポネントでなんとか予選通過(18位)

 

決勝ラウンド(トーナメント BO3)

1回戦 vsみさささん 2-0 勝ち

2回戦 vsありげいつさん 2-0 勝ち

3回戦 vsてるまさん 2-0 勝ち

準決勝 vsぽりぶーさん 2-0 勝ち

決勝 vsほいみんさん 2-0 勝ち

優勝

7.最後に

黒馬記念で準優勝の悔しさから三か月、今度こそ優勝できたことは素直に嬉しいです。

しかしながら分不相応な戦績だとも思っています。メタのあわいをすり抜けて構築相性有利を押し付け続け(サーフゴーとは一度も当たらなかったしイーユイは受けルピンポしか当たらなかった)、さらに重要な局面で乱数や麻痺・怯みにも味方されたからこそ勝てたことで、もう一度やっても決勝トナメにすら上がれるかわからないと思っています。

自信をもって自分の構築を「強い」と言い切れるよう、オフにもランクバトルにも全力で取り組んでいこうと思います。

8.Special Thanks

  • 対戦相手の皆様
  • 運営の皆様
  • お昼でご一緒したクロノさん、Nefiさん、Solitudeさん
  • 二次会でご一緒したまるさん、みゅうさん、Solitudeさん、りゆさん、こんさん
  • 決勝トナメの途中で話しかけてくださったもみじさん
  • S15の記事についてお話を聞かせていただいたみんらいさん

【黒馬記念準優勝】微高火力カミガチカイリュー【S12使用構築】

こんにちは。ネリジオと申します。黒馬記念で準優勝できたので記念に構築記事を書きました。
最後まで目を通していただければ幸いです。

サムネ用↓

 

構築経緯

あくび瞑想ガチグマと意地神速スケショカイリューの単体性能の高さに魅力を感じ、この2体を基本選出に組み込むところから構築を考えた。
この2匹ではステロ撒きのディンルーやランドロスに弱くなってしまうため、挑発を覚えるポケモンのなかで一番強そうなハバタクカミを襷で採用。
相手のハバタクカミが重そうなのと受けを崩せるポケモンが欲しかったためオーガポン、パオジアンと連撃ウーラオスがキツそうなのでアローラキュウコンを採用。最後の枠にはスカーフサーフゴーを採用していたが、流行っていたカバ水ポン系の構築に強そうなテツノツツミに変更して構築が完成した。

 

個体紹介

ハバタクカミ@きあいのタスキ
特性:こだいかっせい テラスタイプ:ゴースト
137(52)-x-75(0)-201(220+)-155(0)-185(236)
ムーンフォース / シャドーボール / こごえるかぜ(S12はでんじは) / ちょうはつ
HD...特化ガチグマのブラッドムーン+しんくうは耐え
S...最速116族抜き
C...余り

脳死先発ポケモン。当初はでんじはたたりめで採用していたが、スカーフサーフゴーを確1にできないのが弱いと感じてシャドーボールに変更。その後もでんじはを変更せずに使っていたが、麻痺よりも削りを優先したい展開が多かったことやガチグマのあくびとのかみ合わせを考慮し、黒馬記念ではランドロスにイージーウィンを狙えるこごえるかぜを採用した。

ひかえめの火力がかなり偉く、C187カミを意識した調整をしているであろうポケモンを2発で落とす展開が何度もあった。
よくガチグマを受けだされるが、チョッキガチグマでも大体ムンフォ3回で落とせるため電磁波を撃たずにムンフォから入ることで何も困らなかった。
炎オーガポン対面ではシャドボ2回でガチグマのしんくうは圏内に押し込む動きをとった。ウッドホーンや岩石封じが厳しいが、その場合はカイリューで処理する。前者はメガネ、後者は電磁波が裏目になるのでだいたいツタこんぼうを撃たれた。
ミラーにはかなり弱い型だが、相手視点では電磁波かゴースト技しか押せないのでガチグマ引きが安定した。

 

カイリュー@いかさまダイス
特性:マルチスケイル テラスタイプ:ノーマル
173(52)-204(252+)-115(0)-x-120(0)-126(204)
スケイルショット / じしん / しんそく / りゅうのまい
A...特化
S...+1で最速トドロクツキ抜き
 +2で最速スカーフ100族抜き
 +3で最速ブエナツツミ抜き

H...余り奇数

欲張り技構成カイリュー。スケショしんそく竜舞は確定で、最後の1枠にはサーフゴーへの打点となるじしんを採用した。アイヘが欲しいことも多かったが、初手のカミがどくテラスを誘うので間違っていなかったと思う。

意地スケショはかなり火力が高く、やわらかめのウーラオスであれば1舞スケショ5発でだいたい倒せてしまう。非常に強力な上振れ要素としても機能した。
スケショしんそく両採用の利点として、一方を見せるともう一方の警戒が薄まるということがある。竜舞スケショを見せ、Bダウンしたところを狙ってふいうちで縛りにきたパオジアンをしんそくでわからせることが何度もあった。

 

ガチグマ@たべのこし
特性:しんがん テラスタイプ:どく
217(228)-x-147(52)-176(36+)-103(140)-79(52)
ブラッドムーン / しんくうは / あくび / めいそう
HB...特化連撃ウーラオスのすいりゅうれんだ確定耐え
HD...C187ハバタクカミのムーンフォース残飯込み確定2耐え
C...11n
S...同速意識余り

電磁波無効の中で一番強いポケモン。相手にあくびを入れると引きにブラッドムーンを合わせればそのまま勝ち、居座られたら自身の瞑想や後続のカイリューの起点になるといったローリスクハイリターンな択を押し付けることができる。

一方でメタが厳しく、身代わりやラム持ちになすすべもなく起点にされる展開が多かった。ハバカミ対面は基本的にガチグマ有利だが、ムンフォのCダウン1回で余裕がなくなるのでかなり怪しい。また、ブラッドムーンの次のターンの変化技を挑発で防がれると次のターンにはブラッドムーンを選択できない仕様になっており、挑発に合わせてしんくうはを押せないと負けに直結する。

 

オーガポン@かまどのめん
特性:かたやぶり
187(252)-165(76+)-111(52)-x-117(4)-146(124)
つたこんぼう / ウッドホーン / がんせきふうじ / つるぎのまい

HB...特化連撃ウーラオスのテラスすいりゅうれんだ確定耐え
HD...特化眼鏡ハバカミのパワージェム確定耐え
S...最速80族抜き
A...余り11n

本構築の受け崩しを9割担っているポケモンカイリューに打点のないオーガポンが使えない病気なので岩石封じを採用した。

対受けルではカイリュー意識のラッシャorクレベース、カミツツミ意識のハピナスorラッキーがほぼ確実に選出されるため残り1枠にオーガポンを受けられるポケモンがいなければそのままぜんぶ貫いて勝てる。

上手く回った試合は文句なしに最強だったが、最後までどう選出すればよいのかわからなかった。

 

テツノツツミ@ブーストエナジー
特性:クオークチャージ テラスタイプ:ゴースト
139(60)-x-135(4)-163(148)-86(44)-206(252+)
フリーズドライ / ハイドロポンプ / アンコール / みがわり

人からもらった調整、意図は忘れた。たしかC187カミのムンフォ確定耐えとか

最終日になって採用したポケモン。本構築に足りていなかった超高速枠を補完し、選出できた時には順当な活躍をしてくれた。ハバカミの電磁波からの痺れ待ち身代わりも想定していたが、一度もやらなかったし最終的にはハバカミから電磁波が抜けた。

 

Aキュウコン@ゴツゴツメット
特性:ゆきふらし テラスタイプ:こおり
171(180)-x-116(164)-101(0)-120(0)-165(164+)
ムーンフォース / オーロラベール / アンコール / かなしばり

S...最速ウーラオス抜き抜き
HB...余りで物理耐久指数最高

あまりにパオと連撃ウーラが重かったので採用したポケモン。あまりに選出率が低かったためパオジアンに変更したが、初手にスカーフウーラオスが出てくるようになったので見せポケとしての優秀さを理解し、戻した。最終日には一度も選出しなかったが、黒馬記念では大活躍したのでうまく選出できれば勝率にもっと貢献してくれたと思う。

適当に調整したが、Sをもっと削ってHBに回すべき。

 

結果

  • シーズン12 最終1780位
    最終日の朝には400位台(確かレート1950程度)まで上げられており、今期こそは目標の最終300位以内を達成できるかと思ったが叶わなかった。
    反省点としては、オーガポンとキュウコンの選出の仕方がわからず基本選出に頼りきりだったことが挙げられる。
    電磁波カミもあくびガチグマもメタが厳しく、自分のプレイングではこれを乗り越えて勝ち切ることができなかった。

  • 第一回黒馬記念 3-1予選抜け→準優勝
    予選抜けられたら最高だと思っていたところ望外の好戦績。
    どうせなら優勝したかったところですが、もみじさんが強くて僕が弱かった。受けル相手に情報が割れてて不利みたいに言われていましたが、こちらのプレイング次第ではまだまだ捲れたんじゃないかと思います。ハバカミでハピを削るんじゃなく即オーガポン引きからグライに岩石封じを入れにいけばラッシャかラッキーのどちらかを切らせてカイリューかカミのどちらかが通ったな、とか。1戦目でこごかぜを見せなかったのは初手の守る警戒(シャドボを予選で見せていたのでたたりめには無警戒なはず)だったが、予選で挑発を見せているから地震一点読みでこごかぜから入っても良かったな、とか。反省も尽きませんが、ひとまず初のオフ参加で決勝戦の大舞台に上がれたことを喜ぼうと思います。運営の皆様、他の参加者の皆様、ありがとうございました。
    ↓決勝戦 51:28~
    黒馬記念 - 決勝戦・3位決定戦 - YouTube

スペシャルサンクス

会場で充電器を貸してくださったとるぽさん(いなければ僕は本戦に出られていません)

構築相談に乗ってくれたのらあんこ、くれと

 

【SVシーズン10最終596位】炎の暴れ牛軸

こんにちは。ネリジオと申します。
最終596位と奮わぬ結果ではありますが構築記事を書こうと思います。
最後まで目を通していただければ幸いです。

以下常態

使用構築↓

画像

【構築経緯】

所謂BIG6を並べた構築に対して投げる先発要員として
・パオジアンをつらら怯みを考慮せず安定して処理できる
・大半に対し対面でやることがある
上記2つを満たすポケモンを探したところ、威嚇と氷悪半減でパオジアンを封殺し、ディンルーとサーフゴーに一致抜群の打点があり、カイリューに鬼火を入れられるパルデア炎ケンタロスが目に留まったため採用。襷を持てば次点で対策必須なツツミイーユイを対面処理できることも評価した。BIG6のうち上記に含まれないハバタクカミと水ウーラオスに後投げが効くドオーを採用。火力担当としてケンタロスと相性が良い意地特化カイリューと眼鏡ツツミを、受け崩しとして隠密マントサーフゴーを採用した。残り1枠には鉢巻悪ウーラオスを入れていた(最高レート到達時)が、環境の変化と共に増加したガブリアスをより安定して見られるポケモンが欲しいと感じたため最終日の二日前からグラスシードゴリランダーに変更して構築が完成した。

【個体紹介】

ケンタロス@きあいのタスキ
特性:いかく 性格:ようき
テラスタイプ:ゴースト
配分:151(4)-162(252)-125(0)-x-90(0)-167(252+)
技:レイジングブル/インファイト/おにび/がむしゃら

本構築の軸にしてMVP。鬼火を当てれば最強のポケモン
耐久にはほとんど配分していないにもかかわらず威嚇込みでの物理耐久が高く、襷を生かすために対面的に動かすだけでなく威嚇を生かしてサイクルに参加することもあった。
偶然にもオーガポンに対してかなり強く、例えば炎オーガポンからこちらへの有効打点がない一方こちらからはインファイトで確2が取れる。また陽気岩オーガポンのツタこんぼうを威嚇込みで2耐えするので対面処理が可能。
技枠が余ったのでがむしゃらを採用した。襷発動から撃つ運用を想定していたが、そうでない場合の削りの手段としても大活躍した。たとえば対ディンルーは鬼火から入り、攻撃を受けてからがむしゃらで削りを入れることで相手の技選択次第ではステロを撒かれつつもテラスタル関係なく突破できたりする。それ以外にもサイクルを回して疲弊したところで唐突にがむしゃらを振り回すことで相手に予期せぬ削りを入れ、そのまま崩して勝ちまで持っていけたりする。この構築になくてはならない技だった。

 

ドオー@たべのこし
特性:ちょすい 性格:わんぱく
テラスタイプ:ノーマル
配分:237(252)-95(0)-116(204+)-x-127(52)-40(0)
技:じしん/どくどく/ステルスロック/じこさいせい

配分は前期のたなけーさんのもの(sv シーズン9 最終1位 - kpokeblog (hatenablog.com))を使用した。
構築に欠かせないキーパーツであるのは間違いないのだが、ドオーに弱くないハバタクカミが環境に増えたことで立ち回りが厳しくなった。眼鏡サイコショックや地面テラスに勝てないのは言うまでもなく、流行りの挑発ハバタクカミに対して地震しか撃てる技がないため後続の積みの起点にされるなど環境が逆風だったように思う。
テラスタイプはイダイトウ意識でノーマルにしたが、氷技や地面技が等倍になるのも強かった。

 

カイリュー@あつぞこブーツ
特性:マルチスケイル 性格:いじっぱり
テラスタイプ:ノーマル
配分:185(100)-204(252+)-115(0)-x-120(0)-120(156)
技:しんそく/ドラゴンクロー/じしん/りゅうのまい

神速のリーチを少しでも伸ばすためA特化。1舞で最速110族を抜けるようになるまでSに配分し、余りをHに振った。同族意識であと1だけSに回してもよかったかもしれない。
ケンタロスとの相性が良好で、がむしゃらで削った相手を神速で押し込んだり、威嚇とおにびで弱体化した物理を竜舞の起点にしたり、やけどダメージでマルスケが回復しないカイリューをドラゴンクローで仕留めたりしていた。
羽休めの枠がなく自力でマルスケを回復できないためステロ意識であつぞこブーツを持たせたが、ステロを防げない構築だったので正解だと思う。
ドラゴンクローの代わりにスケイルショットの採用を迷ったが、ダイスを持たせられなかったため威力の下振れが怖く見送った。

 

サーフゴー@おんみつマント
特性:おうごんのからだ 性格:ひかえめ
テラスタイプ:格闘
配分:193(244)-x-115(0)-168(0+)-136(196)-113(68)
技:シャドーボール/テラバースト/わるだくみ/じこさいせい

調整が謎。臆病テツノツツミのドロポンが確定2耐えになるまでHDに振り、余りをSに割いた気がする。
受けポケモンとの対面で悪だくみを積み、出てきたイーユイや悪ラオス、トドロクツキを格闘テラバで無理やり破壊する試合が多かった。

 

テツノツツミ@こだわりメガネ
特性:クオークチャージ 性格:おくびょう
テラスタイプ:ゴースト
配分:139(60)-x-135(4)-163(148)-86(44)-206(252+)
技:フリーズドライ/ハイドロポンプ/テラバースト/クイックターン

調整は人からもらった。
ドロポンを当てれば最強のポケモンケンタロスで物理にデバフを撒くことで受け出せる回数が増え、眼鏡の火力を存分に振り回せた。
テラバーストはコノヨザルやハバタクカミに撃つほか、フリドラよりも威力が高く半減以下に抑えにくい命中安定打点として採用した。

 

ゴリランダー@グラスシード
特性:グラスフィールド 性格:いじっぱり
テラスタイプ:いわ
配分:207(252)-167(52+)-122(92)-x-95(26)-115(76)
技:グラススライダー/テラバースト/ドレインパンチ/つるぎのまい

めちゃくちゃ硬いゴリラ。意地珠パオジアンのつらら落としまで確定で耐える。
耐久に回しすぎたせいでAもSも足りなくなってしまった。が、AやSに厚く回してれば勝てた試合と耐久のおかげで勝ちを拾えた試合が体感同じくらいあったのでそこまで弱い調整でもなかったと思う。
単体性能がすさまじく高く、ケンタロスで起点を作った後に1匹で2体以上持っていくことがしばしばあった。

 

【選出】
or

基本選出。ケンタロスが刺さっていてドオーが腐りにくそうなときに出す。

+

対面選出。それぞれ襷、高耐久、マルスケで行動保障がある3体なので腐りにくく困ったら出す。また、ハバタクカミにドオーが出せないときはゴリランダーのグラスラで縛ることを目標にこの選出をしがち。

選出は相手への刺さりを見ながら柔軟に変えていたが、上記2種類が多かった。

 

【結果】
最終順位596位 最終レート1931.445

10/21日にはレート2000に到達していたはずが、ガブリアス等の増加をはじめとする環境の変化に対応できず最終日をレート1750で迎え、目標のレート2000まで戻しきることができなかった。
反省点として次のことが挙げられる。
・ゴリランダーを採用するまではハバタクカミへの安定した処理ルートがドオーで受けるしかなく、ドオーが誘われて崩しの起点となった。(多様な処理ルートを確保できなかった)
ケンタロス+ドオーの並びはピンポイント気味であり、環境が変わっていくなかでどちらか一方が腐るような選出をしてしまうことが多々あった。(汎用的に戦える基本選出ができなかった)
・サブロムを用意しておらず、メインロムを保存していては環境を調査できなかった。
シーズン11以降はこれらの課題に向き合って対戦を重ねようと思う。


 

【USMS18シングル最高1901最終18前半】富貴在天コケコマンダwith結晶

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こんにちは。今回初めて構築記事を書かせていただきますネリジオです。

結果としては目標としていた2000どころか1900に乗せるのがやっとで、最後にはそれも溶かしてしまいましたが、今まで組んだ中で一番思い入れのあるこの構築を自分なりの7世代の記録として構築記事の形で残しておこうと思います。

構築名は命中不安の多い構築で天命を待つ試合が多かったこととどうしようもないPGL閉鎖の運命、あと構築記事の名前に四字熟語を使ってみたかったから。

以下常態(使いたいだけ)

【構築経緯】

まず自分の相棒枠であるフリージオを確定させ、基本的にフリージオを出せないリザグロスの並びに対してリザX、リザY、グロスの3種のメガ枠に全対応できる並びを考えていたところ実況者のあみゅさんが動画で使用していたHB怒りレヒレ+両刀マンダの並びとピタゴラスさんのBS鉄壁コケコの記事から着想を得て、BS混乱実自然の怒りコケコ+陽気メガボーマンダの並びを軸として構築を組み始めた。
そこまで組んだ時に「ホノオzウルガモスを入れてみてはどうか」というアドバイスとその調整をとある人からいただき採用。
残り2枠にステロ撒き兼マンムーやゲコ、ギャラ等を受ける駒としてナットと、ステロの刺さりがひどい構築になっていたのでそもそも撒かせないようカバやドランに挑発をいれることができ、受け構築にも大きな負担をかけられる最速風船ドランを入れて構築を完成とした。

 

【型紹介】

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フリージオ@コオリZ(ふゆう・おくびょう)173(140)-63(0)-71(4)-120(36)-165(76)-172(252)
フリーズドライぜったいれいどじこさいせいこおりのつぶて

調整は自分で考えようとも思ったがピタゴラスさんのもの

フリージオ単体考察 - 運で勝って楽しいか?

以上の完成度の最速フリージオの調整が作れる気がしなかったのでそれをそのまま使用した。
・コケコとナットがいて、かつメガ枠が高火力等倍で殴れるボーマンダであり、レヒレに対して削りを入れられれば十分に役割を果たせる試合が多いと感じた
ヒードラン以外のポケモン全てがS種族値81以上もしくは連続技を習得可能なため、フリージオがいることでクレセゴーリ以外のゴーリの選出は抑制でき、クレセゴーリにはそもそもフリージオでは勝てないこと

この2つの理由から黒い霧を切り、タスキのランドやガブの行動回数を1回にするためにこおりのつぶてを搭載した。でもゴーリは単体でよく出されたため対戦相手への敬意を失うことで対策した。つぶては残りHPわずかなマンダやスカーフランド、アーゴヨンを縛る目的でも使う機会が少なくなかったため、技選択は間違っていなかったと思う。
零度の命中率はかなりムラがあり、ぜんぜん当てない試合もあれば適当に選択したらそのまま勝ってた試合も多かった。
零度を当てた時にはめちゃくちゃ褒めまくった。

 

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カプ・コケコ@混乱実(エレキメイカー・おくびょう)
149(28)-×-135(236)-121(44)-96(4)-192(196)
10まんボルト/しぜんのいかりくさむすび/めざめるパワー氷

こちらも調整はピタゴラスさんのもの

【単体考察】BS鉄壁コケコ - 運で勝って楽しいか?

を使用したが、技構成を変えて自然の怒りを採用することでリザグロスメガシンカ3種に対し、居座りと電気無効枠退きに一貫する打点を持つことで全対応が容易になると考えた。
実際に運用してみたところ、A無振りゲコのダストシュートを耐える、珠フェロの抜群技を耐えるなど対面から突破できるポケモンが意外と多く先発適性の高い構築の主軸として大活躍してくれた。
Dに厚いカバルドンは草結びで確2が取れないなど火力不足は否めないもののそれ以上に物理耐久の高さが生きた試合が多かったように思う。
怒りの命中率はシーズン通して確率通りの仕事人だった。

 

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メガボーマンダ@メガストーンスカイスキン・ようき)
176(44)-195(236)-151(4)-×-112(12)-183(212)
すてみタックル/じしん/はねやすめ/りゅうのまい

〈調整意図〉

A…B4振りメガルカリオを捨て身で確1 BD…メガ前B<D S…最速ジャローダ+2

本構築の主軸かつ7世代最強のメガ枠。削ったグロスを上から叩きたかったため陽気。
Aに性格補正がかけられなかったため捨て身がギャラ等にミリ耐えされる等火力不足を感じなかったわけではないが、このポケモンを主軸に構築を組んだのは正解だった。
悩んだ時にも相手にゲコやカグヤがいなければ出す。
唯一命中不安を搭載していないポケモンであるため無限に信頼できた。

 

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 ウルガモス@ホノオZ(ほのおのからだ・おくびょう)
185(196)-×-104(148)-156(4)-126(4)-154(156)
だいもんじちょうのまいギガドレイン/めざめるパワー氷

S17では構築のMVPだったがS18では起点になるポケモンがいなかったり、カバマンダガルドレヒレポリ2などの並びにストッパーとしてポリ2を選出されることが多くなった前期程の大活躍とはいかなかった。が、依然として「一度舞えたら勝ち」の盤面を作れる構築も少なくなかったため、この構築に無くてはならない枠だと感じた。
つきやまパやなごしパによく選出していたが、プレイングが浅かったためラッキーやカビゴンにいなされるパターンがとても多かった。
大文字の命中率はとても高かった。

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ナットレイ@ウイのみ(てつのトゲ・のんき)
181(252)-114(0)-201(252)-×-137(4)-22(0)
ジャイロボール/やどりぎのタネ/はたきおとす/ステルスロック

電気の一貫を切れるステロ撒きが欲しく、ギャラやゲコ、マンムーがキツかったので入れたらめちゃくちゃ強かったポケモン
コケコやゲコのいるマンダ軸には後述するヒードランと合わせてマンダをステロで削り、こちらのマンダで締める詰め筋を多用した。
バンギを受けようとして選出することも多かったが、体感では出てくる龍舞バンギのほとんどが炎のパンチかけたぐりを所持していたため、イージーウィンを取られることが多かったため
カグヤ対面ができたら交換読みの行動をされるので1回居座る。
やどりぎは外しても負けない時だけ外す偉い子。

 

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ヒードラン@ふうせん(もらいび・おくびょう)
189(180)-×-126(0)-160(76)-126(0)-141(252)
マグマストーム/だいちのちから/ちょうはつ/ほえる

同族意識で最速にし、調整が思い浮かばないながらも取り合えずCには割きたかったため大地+フリージオこおりのつぶてでD4振りアーゴヨンが確定になるまでCに振り、余りをHに振った。実際にアーゴヨンに対してその処理ルートを取ることが少ないわけではなかったので調整そのものは生きた試合がそれなりにあったが、絶対にもっといい調整があったと思う。
当初は吠えるの枠にめざ氷を採用していたが、HDマンダの起点になったり、身代わり羽でPPを枯らすなどされることが多かったため変更し今の構成に落ち付いた。
マグストは外す技だと割り切って撃っていたが、最終日に30戦以上やった中では両手で数えられるくらいしか外さなかった自覚のある子。

 

【構築の動かし方】

この構築で想定している動きは主に3種類

  1. 相手を削ったり受けポケモンを破壊してマンダを通す
  2. ステロを撒いたり起点になるポケモンを誘ってウルガを通す
  3. ナットドランなどの選出でサイクルして削りきる

これらの動きから1つ選んで勝ち切るか、複数組み合わせて倒すかを判断して選出を考える。
その例をいくつか挙げるとすると、

対リザグロスは主に1の投げ方になる。コケコマンダ+@で、ゲコがいるならナット、いないならドランを投げることが多い。

対レヒレグロスはヒトムの有無でどのような投げ方をするかが変わる。ヒトムがいればコケコから入って削りつつ捨て、ヒトムをウルガの起点にする2の動かし方になる。いない場合はコケコマンダ+クッションの1の動かし方になる。

アゴギャラにはフリージオナットレイヒードランを選出して受ける3の選出になりやすい。ハッサムがいる場合は馬鹿力警戒でマンダかウルガを選出に絡めるため3に1か2を合わせることになる。

対マンダスタンではナットドランで削ってマンダを通しに行く1、削ったレヒレを無理矢理ウルガの起点にしにいく2の動かし方のどちらかを選択することが多い。相手がよほどフリージオをナメた構築の場合はドランの吠えるで竜舞を流してフリージオで詰める選出をすることもある。

つきやまパはラキカグヤゲンガーの並びで来るため、ラッキーを崩してウルガを通す2の動かし方になる。ドランのマグスト挑発で削りきるかフリージオで零度を当てて突破することになるのだが、そのうえでゲンガーの催眠ゲーを回避するのは不可能に近いため結局こちらは零度を、相手は催眠を当てにくるクソゲーとなる。

思い付く選出の型を挙げるとこんな感じになる。

 

【苦手な構築や型】

  • ナットに打点のあるメガバンギ  ドランを合わせて挑発で起点回避をしながらマンダで倒さなければならない。
  • めざ氷バシャーモ  威嚇を入れたり馬鹿力を撃たせたりしてAを下げてドランで処理するか、対面から守る読みでマンダを舞わせる。ステロ撒きと一緒に出されるパターンが少なくないのでウルガも投げづらい
  • ナットを誘うポケモンドリュウズ  ドリルの試行回数を稼がれてしまう上にマンダナット以外はドリル以外の手段でも突破されてしまう。

 

【シーズン通しての感想】

今期は受験を挟んだにも関わらず700戦以上も試合をしていた。何やってんだこいつ

一度1800まで調子よく行ったをはいいものの最終日一週間前くらいには1700台に落としてその後調子が悪く、最終日前日の朝には1500後半まで落ち込んでしまった。

なんとか1700くらいまで戻しはしたもののそれ以上に上がる気配はなく、モチベも消えて心が折れかけていた時に投稿されたのが人事を尽くすアグノム厨day86である。

えっ???えっ???動画化されてる!!!

試合内容としては普通にアグノムに3タテされただけの試合だったが、それを見ていたらモチベが爆上がりしたため最後まで駆け抜けることができた。あみゅさんには感謝しかない。
でもサムネで一人だけ1700台なの恥ずかしすぎるからそれだけは許さない
そもそもあみゅさんの7世代残留が無ければ自分が居残る決断ができていたかわからないし、自分にとってこの人の存在はかなり大きかったんだなあ…

そんなこんなで最終日になんとか1900まで到達し、上を目指して燃え尽きて寝た。

自分がこのゲームをやっていて良かったと思える、そんなシーズンだった。

対戦してくださった皆様ありがとうございました。

 

USMが終わったのでガラル地方に行こうと思います
ダイマックスポケモンに一撃必殺が効かないってことでフリージオが追加された後どういう型にしようか…